祈年祭斎行さる

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     本日2月17日は祈年祭が斎行されました。

     「祈年祭(きねんさい)」は「としごいのまつり」と読むこともあり、その由来は極めて古く、11月の「新嘗祭(にいなめさい)」と対になるもので、金華山でも四大大祭の一つに数えられ今年も初めての「大祭」として奉仕されました。


     


     年の初めに年穀の豊穣、国力の充実を祈願しするのが「祈年祭」、その年の恵みに感謝するのが「新嘗祭」です。


     いわゆる「春祭り」「秋祭り」の起源は農業にあり、ゆえに旧暦で旧正月を祝うのも農業のサイクルの実情に暦が沿っているからで、少なくとも2千年、この伝統は神社・神道において続いているのです。

     (これはよく考えると驚くべきことです。)

     
     




     「年(とし)」という言葉自体が本来農業と関わりを持ち、「奥津御年(おきつみとせ)」という五穀豊穣を表すことばが、時間の単位を示すようになっていった、と語源が説明されることがあります。

     

     今年金華山の祈年祭の参列者はわずか11名でしたが、熱心に真心を捧げてお祈りして行かれました。





     金華山は古くよりそうした熱い(篤い)信仰の方々、様々な無数の御縁に導かれ、支えられて今日があります。
     


     
     さて、明日は18日、2月は28日までなので、いよいよ巳歳御縁年大祭に向けて1か月を切ることとなりました。


     頂上・大海祇神社の修復も、明日から業者の方が泊りこみで急ピッチで進むこととなり、蛇が冬眠から目覚めるかのように、12年ぶりの御開帳に大詰めを迎えることとなります。


     

     
     

    社号標建立

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        神社名を記した石柱を「社号標」と言いますが、地震・津波・台風で倒れたままになっていました、その社号標を立て直す作業が本日行われました。

       
       基礎づくりの段取りは上川さん主導のもと神社で行いましたが、いざ建てる段階になると重機の力が必要となり、津田海運現場監督今野さんに手助けを願いました。




       
       片側を吊ってもう片側にスリング(バンド)を入れ、横向きで吊ったあと、起こして垂直に吊りなおす作戦です。




       
       重さ3トンもあろうかという社号標を、途中雪に見舞われ難儀しながらも、無事吊り上げました。

       大きな重機はきめ細やかな動きができます。




       
       向きを直し、基礎部分に収まるように人力を込めます。





       午前9時から始まり、正味1時間半くらいでしょうか、社号標は無事収まり、建てた直後、何故か震度3の地震もありました。




       周りにまたセメントを入れ、その中にはまた鉄筋を入れ、未だ強い余震の多いこの地域で、簡単に倒れることがないように万全を尽くしました。


       こうした作業のとき、天候・気象に不思議なことが起こるのは神事のつきものです。

       
       ともあれ、無事社号標は建立し、また一歩復旧に前進致しました。






       午後は続けて大広間弁財天大幟の吊り下げ展示の作業に没頭し、長さ9メートルの大幟を無事申し分ない形で設置することに成功致しました。


       今日ロシアでは隕石が落ちたそうですが、金華山では巳歳大祭に向けて、一歩一歩着実に準備が整って来ています。

       とにかくできるところの範囲内で、少しずつピッチを速めて、毎日が過ぎて行きます。


       本日2月16日は旧正月七朝祭最終日につき御本殿の神饌を撤饌し、謹賀新年の看板もようやくはずし、明日は今年最初の大祭となる「祈年祭」が執り行われます。






      復旧・復興に向けて

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         本日朝、7時半の津田海運北上丸にて、平有建築様5名が来山し、頂上大海祇神社を修復するための資材運搬を行いました。

         売店内に仮安置し、下の写真のこれでダンプ一台分になりますが、まだ半分だそうです。・・

         
         これを頂上まで運ぶことを考えただけで骨が折れますが、それでも「頂上の大海祇神社復旧なくして巳歳御縁年大祭なし」、地震で社殿半壊となった山頂奥の院が修復される目処が立ったことだけでも吉報となりました。
         




         


         一方、津田海運様による桟橋かさ上げ工事は、着々と進んでおり、まずは二号桟橋を一本完成させるという工程で、今日は桟橋までのガードレールのガレキを取り払い、今までは水中での見えないところの作業でしたが、地表部分での作業もいよいよ始まりました。









         津田海運様には、二号桟橋の片側だけでも五月大祭までに復旧させようとする目標を持っていただき、神社のことで常日頃お世話になっている上、金華山復興の意志を共有していただき、誠に頭が下がります。

         
         そして本日は上川氏・三上氏とともに明日の社号標建立のための最終段取り、大広間弁財天絵馬展示のための段取り、今年10月の火渡り祭のために必要な薪割り機械の修復などを行いました。


         旧正月6日目、巳歳大祭まで約1カ月、復旧・復興に向けて次第にはずみがついてまいりました。



         今日天候はお昼前頃から雨が降り、寒くなって雪になるかと思われましたが、夕方には雨もあがりました。


         午後5時半ころ、鮎川・金華山地区において東北電力による作業停電が30分ほどありましたが、間もなくすると震災2年目も間近です。・・・



          
         

        弁財天大幟

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           3月18日からの巳歳御縁年大祭には、たびたび目にしています「弁財天絵馬」の原画が初公開され、大広間にて展示されるためどなたでもご覧になられることができるようになります。

           それと合わせて、江戸時代の「弁財天大幟」が前回の12年前展示されて以来、御本殿内にしまわれていたのを探し出し、再び展示されるように準備することとなりました。




           長さは約9メートルある大幟です。正確には明治維新前後のもので、県内の篤志家の家宝であったものが当社にゆかりあるものとして奉納になったものです。




           頭に鳥居を抱き、剣を持っている武勇たくましい弁財天のお姿が木綿の布に描かれ、大幟として掲げることができるように両面に同じ絵があり、棒を通す布の耳もついています。

           このお姿の下にはやはり剣を持った龍が描かれており、琵琶を持った温和な弁財天とは趣を変え、戦の時期を連想させるものです。

           

           大変貴重なものですが、長期間にわたって十分に飾られるよう、本日はそれと同様の長さの竹を掘り出して来て、洗い磨き、地下茎のついた状態で大幟の棒として使えるよう準備することを進めました。






           県内は日中日差しが暖かさを増し、次第に春が近づいてきていることを実感しています。

           
           金華山は12年ぶりに御開帳の春を迎えようとしています。



          社号標建立準備

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             2月12日、震災の津波により倒れて、台風被害により埋もれ、掘り出されたものの長い間そのままとなっていた、神社名を記した石柱(社号標)を再度立てるべく、11日から段取りを始めていました。



            倒れている社号標 

             たまたま福井県の溶接訓練校講師のボランティア上川晴雄氏が鮎川まで来られており、12日朝津田海運の船に乗り、元総代・三上義弘氏とともに来山され、さらに元厨房勤務木村繁親方も加わり、宮司も含め男子社員で土台の基礎づくりを丸一日かけて行いました。

             津田海運の現場監督今野さんには、途中水平をとるのに難儀していたところ、レーベルという文明の利器であっさりと手助けいただき助かりました。



             
             枠内に鉄パイプを打ちこみ、鉄筋を入れ、コンクリートを流し込み、海の石を入れてかさを増し、仕上げはやはり上川氏・厨房木村繁さん両氏の職人技です。





             準備は整い、セメントが固まるのを待って、後は建てることとなります。


             折しも同じ12日、東北歴史博物館から吉田初三郎の「金華山鳥瞰図」ほか28点の資料を特別展示のため搬出する作業が行われていました。

             日通社員4名にて梱包され、無事モーターボートくろしおの船に乗り搬出できました。

             




             詳細は後日お知らせ致しますが、東北歴史博物館にて特別展「美しき東北の街なみ 〜鳥のまなざし 吉田初三郎の世界〜」と題してこの春展示される予定です。


             震災の後片づけをしていたら出てきたお宝もあり、巳歳には不思議なことが起こるものです。

             
             


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