巳歳御縁年大祭3日目 巳の話

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      3月20日、巳歳御縁年大祭第三日目、本日は春分の日かつお彼岸の中日にも当たり、早朝第三日目開扉祭を斎行した後、春季皇霊祭遙拝式また引き続き春季霊祭を執り行いました。

     春分の日は申すまでもなく一日で昼と夜の長さが同じになる日で、これから段々昼の長さの方が長くなって行き、やがて夏至を迎えます。


     暦の運行は毎年決まったとおりに動いていくことが不思議と言えば不思議です。

     

     巳に関わるお祭りが金華山において盛大に行われるのは、古来より弁財天を守護神としてきた神仏習合のなごりで、弁財天のお使いが巳(蛇)であるからです。


     巳歳、巳の月、巳の日、巳の刻に執り行われるのが、巳歳御縁年大祭の本祭に位置づけられる「初巳大祭本祭」で、今年は5月3日に当たります。


     

     蛇にまつわる絵馬等の奉納も昔から当社には多く、こちらは前回平成13年辛(かのと)巳歳大祭に奉納されたものです。

     
     蛇は古語で「かが」と呼ばれ、これが「かがみ(鏡)」に通ずるのは、蛇の目が鏡のように見えたからで、「みずち(水蛇)」、「おろち(大蛇)」のように、「み」「ち」といった言葉も蛇を指していたと考えられ、これらの言葉が霊力を持った尊いもの(御神体)を表していた、いう蛇信仰をひもといた説があります。
    (吉野裕子氏)


     
     
     また別の方の説ですが、蛇に角が生え、足が生え、髭が生えてその形状が霊的に高まった姿が「龍」であるとも云われ、十二支のうち想像上の動物は龍だけですが、そのような訳で「辰・巳」と金華山の御縁は続いております。



     上の写真は昭和55年愛知県伊藤伊平様より御奉納になった十二支の置物です。

     (参集殿ロビーに展示されています。)


     

     こちらも同じくロビーに展示されている蛇の置物で、鮎川浜和泉謹也様に御奉納いただいたものです。
     


     

     こちらはかつて売店に置いてあった置物の龍です。

     
     

     上の写真の絵馬は絵馬殿に掲げられておりますが、昭和8年2月巳の日の御奉納のもので、この年は確か3月に昭和の三陸大津波のあった年です。

     この絵馬は東日本大震災前、近年確か平成22年でしょうか、早朝下に落下しているのが発見されると、日中チリ地震が起こり、津波注意報が発令され当地でも20センチの津波が訪れたことがありました。


     置物が教えてくれることもあります。



     
     巳歳御縁年大祭、と繰り返しているとそれ自体ですでにお祭りがやってくるようです。

     動き出したら終点まで止まらない列車のように、御縁年大祭は動き続けて行きます。





     


     

    巳歳御縁年大祭2日目

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       3月19日、巳歳御縁年大祭第2日目開扉祭が早朝執り行われました。

       巳歳大祭期間中はこのお祭りが毎朝欠かさず行われるのが習わしです。

       
       大祭期間中は、御本殿の扉が日中は内陣に限り開き続けることとなるため、御祈祷参拝者は祈祷後、御開帳の儀を必ず受けることとなります。

       
       二日目、ちらほらと少しずつ参拝者の方も増え始めました。

       震災後まだ二年目にして港湾・境内に大きな被害個所の残る中、この状況はさすがに12年ぶりの大祭です。 





       
       2号桟橋の工事は、波の影響とお彼岸の頃も重なって休工中ですが、現在下の写真のように進んでおります。

       1メートル50センチの桟橋かさ上げ工事は、その数字をみるとおよそ中学生の背丈位でしょうか。




       
       昨日この春三度目の春の嵐の影響が午前中はまだ残り、波は湾付近でしぶきを上げていました。






       
       朝夕とお祭り奉仕を続けていると、お祭りが「生きている」ように感じられます。

       
       古来から連綿と繰り返されてきた営みに関わることが、その行為に息吹を与えているようでもあるからです。


       金華山の山も春の息吹で満ちて来ました。


       この春、金華山はよい季節です。

       
       未だ交通は不便ですが、巳歳御縁年大祭は一度ならず二度三度と、近隣の皆さまお誘いあわせの上、御来山されることをお待ちいたしております。



       なお、連日の開扉祭に参列なされる場合は、参籠(おこもり)されないと参列できませんので是非こちらの方もおすすめいたします。

       
       何しろ12年ぶりの大祭です。

       
       時間が許されれば、山に登られ、霊島の神域を体感下さい。





      癸巳歳御縁年大祭始まる

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         本日、3月18日「癸(みずのと)巳歳御縁年大祭(みどしごえんねんたいさい)」が始まりました。

         昼頃からの強風予報と実際に早朝より暴風警報が発令され、船は10時までしか動けないということになり、祭典は午前6時の一番大護摩祈祷を経た後、午前8時より頂上奥の院大海祇神社例祭を祈祷殿にて執り行い、引き続き拝殿・本殿にて「巳歳御縁年開扉大祭」が斎行されました。









         祭典は万端恙無く終了し、この祭典を持って228日間の巳歳御縁年大祭が始まります。


         

         石巻日々新聞、仙台放送、東北放送等の報道の方も駆けつけて下さり、金華山巳歳御縁年大祭の
        取材をされていかれました。

         (本日夕方県内ニュースにて放映されました。)


         自然の気象に従わざるを得ない金華山、のみならず我々人間ですが、震災以降、特に「自然にはかなわない」との思いが広がり、悪天候でも受け入れてその中でできることをやれば良し、とする考えになります。

         ほぼ一年のスタートとしては残念なこともありましたが、神様は喜んで風を吹かせているのかもしれず、参拝者の方も全員無事に帰路につかれ、何より祭典自体無事恙無く終えることができました。


         前日からの参籠者井戸理恵子様グループの中の東園子様御奉納による絵画二点は私達の心も慰めてくれる素晴らしい絵でした。

         


         珍しく童子の弁財天が描かれたものと、金華山を中心とした東奥三大霊場・日本五大弁財天や弁財天にちなむ日本全国の神社を鳥瞰図の形で描いたものです。




         この絵を用いたものとして、別の角度から、石巻市本間様より「けっぱり餅」の企画が実現致しています。
         古くの震災時、薬草を用いた餅の作り方をとある僧から教わり、それが飢饉を救ったという言い伝えが書かれた石巻の寺院に立ってあった石碑の記述をもとにその餅を再現して試作し、震災からの復興を「けっぱれ」(頑張れ)という意味で名付けられたお餅です。



         「奉祝 金華山巳歳御縁年大祭」とあり、こちらの方もお目にする機会がありましたら宜しくお願い申し上げます。


         初日は厳しい巳歳御縁年大祭でしたが、報道にもありましたように、桟橋のかさ上げ工事が一本完成するのが5月・初巳大祭本祭前ということで、それからの大きな展開の変化に期待するところでもあります。





         


        巳歳御縁年大祭前夜祭

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           本日3月17日は、午後4時より巳歳御縁年大祭前夜祭が執り行われました。

           参列者は参籠者32名、ボランティアで長期滞在の上川氏と三上氏も参列され計34名でした。

           祈祷殿にて修祓(しゅばつ)を行い、続けて拝殿・本殿にて前夜祭が斎行されました。

           

           時折風が吹きましたが、平穏な夕暮れの中、万端滞りなく行われました。


           明日から巳歳御縁年大祭がいよいよ始まりますが、弁財天絵馬原画の特別展示も明日から公開されます。

           下の写真のように大広間にてどなたでも拝観することができます。







           午前中には、ボランティア・チーム東松山市24名の方々により大祭ぎりぎりまでの参道整備作業を行いました。

           参道の危険個所と、手つかずだった表参道を道の形にして行きます。







           この作業の奮闘により、参道は祭典にふさわしく清々しくなり、表参道もようやく人が歩きやすくなるようにすることができました。


           ただ、残念なことに、明日の天気はお昼前頃から下り坂に向かう予報で、船は10時までしか動けないということになり、祭典もそれにつれて大幅に変更が出てきてしまい、午前6時に一番祈祷を行うことに変わりはありませんが、頂上大海祇神社例祭と巳歳御縁年開扉大祭を併合する形にて、午前8時から大海祇神社例祭を祈祷殿にて遙拝にて行い、引き続き開扉大祭を拝殿・本殿にて執り行うこととなりました。


           3月18日のスタートからすでに祭典の変更が迫られ、前途多難が連想されてしまいますが、これも気象のことであり、また小型船が波に弱く、それには震災の影響がまだまだ残されていることの証左であるかもしれません。


           とにかく一筋縄では行かない巳歳大祭です。

           とりわけあの震災二年目では、まだまだ色濃くその影が落とされており、難しい問題は未だ多く残されています。



           ともあれ、神事を厳粛に行うことに務め、状況が好転して行くことを待つばかりです。


           
           金華山巳歳御縁年大祭が、明日より始まります。





           

           


          御縁年大祭前々夜

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             3月16日、御縁年大祭2日前、今日は震災以来10回目位の御支援となる埼玉県東松山市チームボランティア24名が来山され、大祭前ぎりぎりまでの作業を行いました。

             下の写真のように、まずは神池の清掃、そして18日当日は雨降りの予報もあるため急遽本殿・石の間テント設営作業を行いました。 







             
             引き続き午後は、台風直撃以来殆ど手つかずのままであった表参道の清掃・修復作業を行いました。






             巳歳大祭までにこの個所を整備することは念願のことでありまして、おかげさまにて神社の受け入れ体制がより順調に整って来ることとなりました。




             並行して、山頂8合目転倒した山神社の曳き起こし作業を、牡鹿地区ボランティアオープンジャパン奥田様ほか計13名の方々により、頂上大海祇神社廃材撤去作業の後、福井県上川氏監督のもとに行いました。





             蔵王の森の楽園とっちさんも現れ、久しぶりの再会に嬉しく思いましたが、がんばってっちゃ牡鹿の方々もご協力頂き、大変な仕事を無事終えられ、有難いことでした。




             
             仮復旧した山神社の姿です。

             立てた直後なぜか風が吹き荒れ、夜が深まるにつれ風は強く吹いております。


             228日間の最初の一日、3月18日はとにかく天候が無事であってほしいものです。


             大広間特別展示の弁財天絵馬・大幟の装飾は本日完了しており、次項にてそのことをお伝え致します。










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