大海祇神社例祭
3月11日、震災6年目の日を迎えて早朝東日本大震災復興祈願祭を斎行し、午後2時46分には黙祷を捧げました。
そして3月17日の彼岸の入りの日には翌日の大海祇神社例祭に備えて、26名の参籠者がいらっしゃいました。
その中の大部分をしめる東京都・井戸理恵子様グループの中でも、バリの舞踊に心得がある方がおられ、その舞踊を祈祷殿にて神前奉納して頂いた折の写真です。
ミロクの菩薩は金華山にも通じるものがあり、神社風景を背後に、国境を越えて神仏の融合かのような素晴らしいご奉納でした。
明くる18日、早朝より一番祈祷が行われ、午前10時巳の刻より頂上大海祇神社にて例祭が執り行われました。
今年は例年になく穏やかな気候で、日差しが暖かく、体感温度は標高445mゆえ幾らか寒いものの、これほど穏やかな頂上例祭も初めてという声も聞かれました。
頂上護摩壇に点火の儀を終え、先ずは大祓詞にて修祓が行われて祭儀が進行して行きます。
この頂上護摩壇も、思えば震災時、多方に吹っ飛んで、修復のために幾度も登頂したことでした。
そしてこちらの大海祇神社の社殿もお宮が地震で半壊となり、修復のための資材を、全国神青協の方々のご協力で担いで上がったものでした。
今や修復された個所は以前から当たり前のようにあるように、立派に佇んでおります。
そしてさらに思えば、こちらのお宮が当初建立されたときにはもっと多くの困難があったことでしょう。
頂上にこれだけのお宮があること自体が金華山信仰のなせる業かと思います。・・・
祭儀は当日ご来山の方も含め、全34名のご参列のもと、無事万端滞りなく終えました。
3月18日の頂上の例祭日にこれだけの方々が登頂して参列されることは、実は震災前はあまりなかったことで、こうした変化も重要なものと受け止める次第です。
1年に一度の例祭が、このように多くのご参列のもと執り行われましたことを嬉しく思います。
この賑わいは、きっと神様もお喜びになられて、雪の残る頂上付近でも晴れて穏やかな天候をもたらしていただいたものと感謝いたしたく存じます。
ちょうど今日から春の3連休となり、4月からは桟橋の金華山船待合所もオープンし、いよいよ観光シーズンが訪れます。
- 2017.03.18 Saturday
- 祭典
- 18:29
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- by 金華山黄金山神社