金華山 鹿角(ロッカク)プロジェクト
「金華山 鹿角(ロッカク)プロジェクト」のご案内を申し上げます。
金華山復興支援に取り組む最上元気研究所・VCを支援する会押切珠喜様ご紹介の東京造形大学教授・オープンハウス代表取締役益田文和先生始め山谷こうじ様、風の旅行社竹嶋友様などのボランティアグループが、金華山の牡鹿の春に角が抜け落ちることに着目し、それらを拾い集め、質感を生かしたものづくりに着手していただきました。
そのテーマの一つとして作製されるのが、縄文時代に行われていた鹿角の釣り針づくりや、勾玉のような装身具づくりです。
いまだ試作品の段階ですが、なかなか好評で、試作品の中でも強く求められ、販売されたりもしております。
神社境内内、大広間売店前にて展示されております。
金華山の魅力の一つは、日本にいてまるで異国にいるかのような、または異世界にいるかのような、非現実的な時間空間の感じ方にあるとも思われます。
その切り口が一つ違うだけで、こんな芸術的な作品が出来上がってしまうものと驚嘆いたします。
鹿たちは、古くはブッダの時代から、何故か神聖なところにいるものでした。
写真の切り取りかたによって金華山がこうもまた違って見えます。
こちらのプロジェクトはまだまだこれから進行する予定ですので、お楽しみにお待ちください。
さて、本日はまた福井県から上川さん・石巻市から三上さんが昨日ご来山されたために、復旧作業がまた一つ進むこととなりました。
男子寮トイレの配管直しという地味なことではありますが、その住民にとっては作業の完成は震災後6年を経て快哉を叫ぶほど重要なことでありました。
作業写真はお見せせず、美しい風景をお楽しみください。
再来週土日、再再来週土日にもボランティア作業が予定されており、まだまだ現場も多くあることを痛感いたします。
一方、お祭りの後片付けかたわら、あらたなる7月龍神まつりの告知も始まりました。
金華山休憩所に掲示してあります。
お祭りは準備を重ね、多くの方々のお手をお借りしてようやく成立するもの、神社の運営護持も、多くの方々のお知恵を拝借して技術が重なり、ようやく成り立って行くもの、多面的ではありますが、古くよりそうした伝統が脈々と続いて来て、今また新たな展開が生まれようとしていることには、ご神縁とお導きの出会いに感謝いたすことしか出来ません。
金華山は、神社は、幾度も再生して行きます。
多くの方々の手によって。それでいて古き良き伝統を絶やすことはありません。
神事は必ず継続されますので。・・・ それは1000年以上絶えない、ある山のご神火のように。・・・
- 2017.05.17 Wednesday
- お知らせ
- 19:38
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- by 金華山黄金山神社