金華山灯台が国登録文化財に
金華山灯台は1876(明治9)年にスコットランド出身のリチャード・ヘンリー・ブラントンの主導で建設されました。
高さ13メートル、白色の御影石製で、1945年太平洋戦争などで計四度にわたり被災したものの、明かりをともし続け、昨年点灯140周年を迎えてマスコミにも公開されました。
この度、所有者の第二管区海上保安部が石巻市を通じて国に申請し、3月10日、文科省文化審議委員会が登録を答申しました。
石造りの灯台としては東北最古で、以前は交代で職員が駐在していたものです。
金華山は太平洋沖の要の位置にあるため、航海を臨む船のための灯台にしても重要な場所に変わりはありません。
かつ、そのような場所でもあり、円錐形の秀麗な山でもあったため、金華山信仰はその地形の成り立ちの有史以前からつながっているものと思われます。
かつては海側の道が整備されていたため、車で灯台までも行けたものでした。
(現在は津波被災のためまだ道路整備はされておりません。)
そして間もなく、金華山黄金山神社最重要儀の5月「初巳大祭」がやってまいります。
期間中、おそらくソメイヨシノは散ってしまっていますが、八重桜が咲き誇る頃と思われます。
下の写真は昨年のソメイヨシノ満開の頃の様子です。
離島の神社にあって、境内は整備され、まるで桃源郷のようです。
こちらの桜が咲くのは、今年は少し遅れているようでして、4月の第4週、23日以降になりそうな感じです。
未だつぼみにしかなっておりません。
一瞬の咲き誇る桜をこよなく愛でる日本の感性ですが、離島の自然に囲まれてその悠久の時間を体感されるのもまた「をかし」かもしれません。
是非天気予報をチェックされて、気候の良いときを狙い、金華山参拝に訪れ頂きますよう、お願い申し上げます。
- 2017.04.11 Tuesday
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- 17:17
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- by 金華山黄金山神社