金光水復旧作業  〜 第二章 

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    3月4日、土曜日のお昼を過ぎて、東屋解体は鉄の部分とボルトでつながっている木材をはずし、鉄で出来た棟木部分をそのままでは重すぎて運べないということからまた上川さんがそれを四分割されて、後で溶接して組み立てるためのしるしをつけ、その四分割された鉄骨をロープをかけて引っ張り上げることとなりました。

     

     

    重いものは多人数で運ぶ、原始的ですが、理にかなった常套手段です。

     

     

    マンパワーが活躍します。

     

     

     

     

     

     

     

    それも慣れてくると少人数で運ぶことも出来、足場に気を付けて慎重に上方へ、元の場所へ戻します。

     

     

     

     

     

     

     

    お水取り場は乱雑としてきましたが、必要な資材をすべて運ぶことに成功しました。

     

     

     

     

     

     

    山津波で流された東屋はとうとうすべて解体されて運ばれ、残された震災遺構のような鉄の柱を中心として記念写真を撮りました。

     

     

    まだ作業当日の土曜日、夕方の頃でした。

     

     

    この鉄の柱がここに残されることで、あの時ここまで東屋が流されたのだよ、というしるしになって良いのかもしれません。

     

     

    石巻の津波で流された鯨の大きな缶詰も、日和大橋付近でしばらくそのままになっておりましたが、今は撤去され、津波襲来の地にはここまで津波が来ました、というしるしが各地電柱などに取り付けられております。

     

     

    この金光水の東屋も、それに似た、自然の猛威と不思議を感じさせる、6年間ずっとそのままになっていた、震災遺構的なものでした。

     

     

    とうとうそれが解体できました。

     

     

     

     

     

     

     

     

    それからの組み立ての段取りはまた苦難を極めます。

     

     

    作業は常に段取り八分、まずは足場づくりから整えられて行きます。

     

     

     

     

     

     

     

    足場作り班と木材資材の釘抜き班に分かれて作業頂きました。

     

     

    こちらも多数の釘が残されており、地道な作業でしたが、大事なところでした。

     

     

     

     

     

     

    鉄骨は出来立ての足場に次々と上げられて行き、重いものにも関わらず、それはやってみると案ずるより産むが安しで意外とスムーズに進みました。

     

     

    ここでもマンパワーです。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    そして出来上がったのがこちらの状態です。

     

     

    微調整を経て、鉄骨が水平になり、溶接されやすい形となりました。

     

     

     

     

     

     

    あたかも棟上げ式かのような形で出来上がったわけですが、ここから柱を立て、屋根を作っていく作業はまた多難を極めていきます。

     

     

    それにしても、1日半で解体が完了して上方に上げられたこと、延べ3日間であの流された東屋がここまで再建できたことは、本当にマジックのようでした。

     

     

    総監督の上川さんも17名の若い方を細かい部分まで指揮され、お疲れの様子であられましたが、携われた皆様も全力奮闘頂きました。

     

     

     

    金光水は現在このような形となっておりますが、今後少しずつ工事は進んでいく予定です。

     

     

     

    今年中に出来上がれば、それはまた竣工祭を行い、祝うべき事柄です。

     

     

     

    少しずつ、少しずつ、復旧復興が進んで行きます。・・・  多くの皆様のお手をお借りいたしながら・・・

     

     

     

     

     


    秋のボランティア作業

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       10月22日、23日、一泊二日でまたも this is a pen 様8名の方々にご来山頂き、復旧作業をまた少し進めることが出来ました。

       

       

       今回の課題は、「油倉庫」と言われているガソリンなどの危険物貯蔵庫の仮復旧作業が一つで、燃料は離島に欠かせないものであるため、このような重要な場所も、被災後5年を経てまだ復旧できていない状況は恥ずかしくもあるのですが、参集殿潔斎場などの修復もあり、なかなか手が回らないところでもありました。

       

       

       

       

       

       

      後ろの建屋に鉄の柱を建てましたので、後は壁や屋根を仮に張るための段取りとして、雨水の側溝部分を掘って行きます。

       

       

       

       

       

       

      これらはものの一時間ほどで完成しました。

       

       

       人数のマンパワーがありました。

       

       

       仕上がりはきれいです。

       

       

       

       

       

       

       そして第二関門、先日の大風による倒木が神池周辺であり、それの撤去作業でした。

       

       

       なかなかに危険をも伴う現場でした。

       

       

       

       

       

       

       

       

       何とかして神池玉垣内の倒木は撤去出来たものの、チェーンソウも壊れてしまい、けが人も出たので、二本の倒木を残して、ここは早々に退散することとなりました。

       

       

       それでもお参りしていたためか、大難が小難で済んでいることは出来ました。・・

       

       

       

       そして三つ目の現場、表参道降り口の石階段のセメント補強作業です。

       

       

       まずは掃除をして石をきれいに出し、その後セメントを、コンクリートとモルタルに区別して練っていき、左官屋さんのようにコテでならしていく作業が続けられました。

       

       

       

       

       

       

       

       仕上がりは上々でした。 古くから補修を繰り返してきた場所でもありました。

       

       

       皆さんセメントの使い方をすっかりマスターされたようでした。

       

       

       

       

       

       

       

       震災後、5年半を経て、まだまだ作業が続けられていることに、多くの方々はいかが思われることでしょうか?

       

       

       

       ガレキが撤去されても更地となった津波被害の場所には、まだまだ復旧の兆しすらなく、セイタカアワダチソウなどの外来種の雑草が広く生い茂っている場所も多くあります。

       

       

       

       それを見ても、こうしてボランティア作業が続けられていることは本当に有難く、感謝すべきものと思います。

       

       

       

       いまだ地震があちこちで起こり、台風被害も片づけがままならない場所がある中で、多くの支援を受けつつ、5年半前の被害から、少しずつ、少しずつ前に進んでいる金華山であります。・・

       

       

       

       

       

       


      風カルチャークラブお盆支援

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         去る8月11日、新設された祝日「山の日」から女川・鮎川両港の臨時便が毎日運航されるとあって、3泊4日で風カルチャークラブ・VCを支援する会11名の復興支援活動がありました。

         

         

         この企画は平成24年夏に始まったものですが、何回目になるのか、延べ何名になるのかも数えきれないほどの継続になっております。

         

         

         毎回のこと、神社に到着すると、まず手水から始まり、石階段を昇って、まずはお詣りいたします。

         

         

         

         

         

         

         そしてなぜこの企画が必要なのか、石巻市の復興にとって金華山支援はどんな意味があるのか、を中心としたガイダンスが行われます。

         

         

         

         

         

         

         翌朝は、連泊期間中の無事と更なる復興と、それぞれの方々の心願も含めて一番祈祷に参列いただきます。

         

         

         

         

         

         

        そして任務としては、今回は神社スタッフ半分、外作業半分、といった感じのミックスされた内容でした。

         

        下の写真の左の方が巫女装束を着用したボランティアさんです。

         

         

         

         

         

         

         

         

        拝殿前授与所は、ボランティアさん二人で対応しておりました。

         

         

         

         

         

         

        そして作業は、上川さん・三上さん主導の石灯籠修復作業の手伝い、また鹿の角切り場ベニヤ板張り作業、拝殿障子張り換えの段取り、拝殿回廊の清掃、鐘楼ジャッキ・アップ修復のための段取り、など多岐に渡りました。

         

         

         

         

         

         

         

         

        日中、臨時便が運航している間は、厨房・売店等も混み合うため、そちらに従事いただき、船が一段落して終わったところの外作業に繰り出す形となりました。

         

         

         

         

         

         

         

        復興は、一応は進んでおり、お客様も家族連れなどお子様も多く見受けられるようになっているのは、神社にとっての喜びです。

         

         

         

        三上さんはどんなボランティアさんでも必ず船までお見送りに行かれます。

         

         

         

         

         

         

        金華山の霊気を連泊されることで十分に堪能いただき、復興活動に邁進され、清々しくお帰りいただくことには私たちにとっても喜びとなります。

         

         

        この度も大変にお世話になり、誠に有難うございました。

         

         

         

         

         

        まだまだやることは多くあり、広い境内地を復旧させるだけでも一苦労として未だ完了しておりません。

         

         

         

        皆さまの篤い思いが、重なり合うことでも、金華山は少しでも一歩前へ、進もうといたします。

         

         

         

         

        おりしもまた奇妙な今年の台風10号が日本を襲いそうな時期に来ており、リオ・オリンピックの快進撃もつかの間の喜びとなりそうでしょうか。

         

         

        日本選手団の皆さま、様々な感動をもたらして頂き、有難うございました。お疲れ様でございました。

         

         


        様々な支援

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           8月23日、今日は二十四節季で「処暑」の日に当たり、暑さが静まって行く頃、とされております。

           

           台風が3つも発生し、そのうち二つが上陸しましたが、さほどの被害もなく、無事で欠航続きの日々を過ごしております金華山です。

           

           

           VCを支援する会の押切珠喜様には、震災以降、様々な支援ご協力を頂いておりましたが、この度は何と、厨房支援ということで、主にまかない料理で腕を振るって頂いております。

           

           

           人間、愛情のこもったおいしいものを食すると、気分も穏やかになるもの、あたかも日々「食育」されているかのような錯覚に陥るほどの、美味しいまかない料理を頂いております。

           

           

           

           

           

           

           

           

           震災後、5年と5カ月が過ぎ、もちろん落ち着いており、しかしながら復旧も未だほど遠く、船の渡航に問題が残されているままの金華山で、ずっと継続されてご支援を頂いているのは、大変に有難いことと感じ入ります。

           

           

           

           以前のことを忘れてしまうという人間の本性があろうと、忘れられないことは多くあり、忘れてはならないことを、いかにして忘れないか、その方策も必要なのかもしれません。

           

           

           

           

           下の写真は福井県から来山される上川さんと石巻市・三上さんが主に主導してボランティアの皆さんと社員が少しくお手伝いし、見事出来上がった随神門前の石灯籠です。

           

           

           地震で崩れてから5年以上かかってしまいました。

           

           

           修復するのは最初に建てるより難しく、完璧な修復です。

           

           

           

           

           

           

           

           

           上川さんの遊び心で、火袋のところの月のマークの近くに星までつけられました。

           

           

           

           

           

           

           

           これは前回、東京都よりThis is a penの皆さまにご協力頂いた参道修復の風景です。

           

           

           

           

           

           

           

           埼玉県、東松山市チームにも何度も修復された個所です。

           

           

           この他、最近では、風カルチャークラブの皆さまによる、お盆期間中の作業・社頭両面にわたるご支援もありました。

           

           (次回紹介いたします。)

           

           

           

           

           

           

           多くの人の手をお借りして成り立っている神社、金華山黄金山神社。

           

           

           

           遥か遠くから信仰の対象とされ、守るべきものがそこにはあると感じられ、守らなくてはならないと感じて来られ、今もなお守られている神社。

           

           

           守るのは私たち社員の宿命と仕事ですが、それにご協力頂く皆さまの篤い心とご支援の多大さにはいつも恐れ入り、感じ入り、有難く、あらためて深謝申し上げます。

           

           

           

           

           

           

           

           


          網張り作業ほか

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            8月6日、7日東京都より、(ほとんど愛知県の方々)This is a penボランティア様12名によりまた境内整備作業を進めることが出来ました。

             

             

            三上さんが少しずつ着実に進めていた、御本殿玉垣のペンキ塗りに加え、小鹿も柵内に入らないように、金網を張る作業をメインとしていました、がこれもまた皆さま要領を得てぐんぐん進み、午前中に終えることになりました。

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

            午後は大広間の障子張り換えのための段取りとして、障子紙を水で洗ってはがし、糊を洗い流す作業に加え、

             

             

             

             

             

             

             

            参集殿屋上では、雨漏り防止のためシートを押さえていた土のうが古くなり壊れていたため、それを新しい土のうを二重にして入れ替える作業を行いました。

             

             

             

             

             

             

            それらも終わり、まだ作業出来る時間がありましたので、この前大雨で流れて道のでこぼこになった、ダムまでの登拝道を修復する作業にいそしみました。

             

             

            埋まっていた側溝も復旧し、道がかなり良くなりました。

             

             

             

             

             

             

            翌日日曜日は、皆さま山登りに向かわれ、ゴミ拾いと登山道の草刈りもやって頂きました。

             

             

             

            ご遠方よりのご来山の上、ご奉仕活躍頂き、誠に有難うございました。

             

             

             

             

            夏は海、金華山も世の中が夏休みに入っているためか、家族連れや遠くからの御参拝者が日曜日ともなると大勢いらっしゃいます。

             

             

             

            リオ・オリンピックも始まり、社報金華山9月号も出来上がりつつあり、秋ごろにはまた玉垣工事や参道工事も始まる予定で、また桟橋待合所も11月には完成する予定となり目白押しであります。

             

             

             

             

             

             

             



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